和声のレッスン内容

対象

中学生以上ですでに楽器を習っている方。
1回45~60分の個人レッスンです。レッスン回数はご相談に応じます。

「やすぎ音楽教室」では、より良い音楽表現に至るステップとして和声のレッスンを行っています。ピアノのレッスンと並行して受けていただくことも可能です。またピアノ以外の楽器を演奏される方にも楽曲を理解したり演奏解釈を深める意味でとても大事な意味のある勉強です。何よりも基礎が大事です。あなたもピアノ(楽器)の勉強と一緒に「和声の勉強」をしてみませんか

 

和声の実習・・ 三和音の基本形・転回形

和声の実習はまず、与えられた低音(バス)に上三声を配置し、それぞれの声部をどのように動かして連結していくか、そして、和声全体がどのように進行していくのか、どこでどのように音楽として呼吸していくのかという勉強に始まります。各種のブレス法を体験し、終止感を意識しながら、正しい美しい音楽表現に至るように課題を実施していきます。
西洋音楽の和音というものは3度ずつ重なった三つの異なる音によって構成されています。皆さんが学校の音楽の授業で習う「主要三和音」というのが基本になります。そしてそれが順序よく重なる基本形三和音の実習に始まります。
また、三和音は基本形の中のある音を軸に転回していくことができます。そうなると同じ和音の働きであっても響き方が違ってきます。それらを興味深く勉強していくと西洋音楽の「響きの秘密」に到達することができます。

和声の実習・・ 属七

三和音の勉強の後には、不協和和音の代表である属7の和音について実習を通じて学んでいきます。そして、その頃になると低音課題の他にソプラノに与えられた旋律課題が導入されていきます。「旋律にいかに美しい和音がつけられているか」を勉強する実技です

和声の実習

その後は、各種の転調、非和声音の原理と実習へと順次進んでいきます。そして、主題的構成を持つ低音課題、さらには反復進行を経て、各時代の音楽様式を理解するために音楽的魅力を醸し出す各種和声課題を実施していきます。
この頃になると、皆さんは「なぜこの曲のここにこういう音があるのか」、「それはどのような音色を求め、どのように他の声部とのバランスを取るべきか」「どのようなアンサンブル像を作るべきか」という「音楽表現の根幹」について理解できるようになっていきます。
優れた美しい音楽表現に至るためには、和声の勉強は必要不可欠なのです。ですから各音楽大学の理論講座には各種の音楽史の勉強と並行して「和声の実習講座」が設定されているのです。


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