草津国際音楽祭に行ってきました

今年も8月17日から30日まで草津国際音楽祭アカデミー&フェスティバルが開かれました。

2週間にわたり、午前中は公開レッスン、午後は4時からは「草津音楽の森国際コンサートホール」で講師たちによるコンサートが開かれます。

私は今回3年ぶりで、19日と20日のコンサートを聴きました。

19日はグノーの歌曲と弦楽四重奏曲、ピアニスト遠山慶子さんによるドビュッシーの前奏曲

20日はバイオリン・チェロ・ピアノによるコンサートでスメタナ、コダーイ、ブラームスの曲が演奏されました。

 

グノー、スメタナ、コダーイと初めて聴く曲はどれも興味深く、特にコダーイの「ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲」は(Vnサシコ・ガブリロフ、Vcヴォルフガング・ベッチャー)掛け合いの面白さと生き生きとした素晴らしい演奏に感動しました。遠山慶子さんは背筋の通った凛とした感覚で表現されていて、この3人がどなたも80才を超えていらっしゃるということに本当に驚きました。このように歳を重ねられるというのは素晴らしいことです。少しでもあやかれたらと思ったところです。

 

コンサートが終わるとホール前ロータリーには、いろんな旅館・ホテルの送迎バスが待機していて、あとは宿に戻って温泉とおいしい夕食が待っているという極上のときを過ごすことができました。

 

今までに何度かレッスンを聴講しましたが、草津の森の澄んだ空気の中、生徒に惜しみなく音楽の魂や演奏の技を伝授する講師たちや、真剣に音楽に取り組む若者を目の当たりにすることは、楽しい時間でもありました。

 

私にもこんなときがあったな、と思いつつ、若い人にはどんどんいろんな経験を積んでほしいと願っています。

・・・と達観したような感じですが、「私にもまだまだやることはいっぱいある」と前向きにさせてもらった2泊3日の草津でした。

 

2018年09月05日