発表会を終えて

7月に入り、コロナ感染者の数がだんだん増加してきて再び緊急事態宣言が発出されるのではと毎日ハラハラしていました。緊急事態宣言が出て公民館が閉館してしまえば発表会はアウトですから。

幸運にも?緊急事態宣言は12日からということで発表会は無事開催できることになり安堵。本当に土壇場までどうなるかわからなくて辛い日々でした。
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いよいよ発表会当日、第1部ソロ演奏で開演しました。皆さん練習の成果を発揮して良い演奏でした。普段はふざけ気味だった生徒さんも人が変ったようにしっかりと弾いていて安心するやらびっくりするやら。普段見ることのない一面を見ることができました。

第2部は八杉忠利作曲の子供のためのピアノ曲です。作曲者本人の解説を交えながら4人の小学生と私が演奏しました。

第3部は連弾です。お父様またはお母様との親子連弾、発表会に向けておうちでもたくさん練習して本番に臨みました。親子の信頼感とお互いを思いやる気持ちが演奏を通して良く伝わってきました。会場が和やかな雰囲気になりました。
これぞ音楽の楽しみ、アンサンブルの楽しみだと聴きながら嬉しくなりました。私と連弾した生徒さんも二人で力を合わせて音楽を作り上げていくことを体験してくれたことと思います。もちろん私も楽しく弾きました。

第4部は大人の部。
クラリネット演奏やピアノ曲をじっくり聞いてもらえたと思います。

会場では熱演が続く中、外は豪雨で雷の轟きが客席にも聞こえてくるようなものすごいことになっていました。
後で聞いたところ、市内で停電したところもあったとか。そんな中、何事もなく無事終えられて本当に良かったです。
発表会が終わる頃には雨もおさまっていました。そして家に帰り着いた時、空には大きな虹がかかっていました。これは希望の虹かなと嬉しくなりました。



コロナ禍で色々気を使ったり心配なこともありましたが、生徒さんは本番を経験したことで大きく成長し、またこれから頑張ろうという気持ちが芽生えたようです。

その夜私は無事終えた安堵と達成感そして心地よい疲労を感じながら眠りにつきました

2021年07月25日